「最近、なんだか老けた気がする…」と、鏡をみてため息が出てしまうことはありませんか。
老けないように、紫外線対策やスキンケアなどの美容法で努力することも多いかと思いますが、好き好んで飲んでいる飲み物が老化を早めてしまう原因になっているかもしれません。
この記事では、「老化を早めて下腹が出る飲み物」を紹介します。 老化が気になってきた方はぜひ参考にして、エイジングケアを意識した生活習慣にシフトしてみてください。
目次
老けの原因「糖化」とは?
血液中の余分な糖と体内のタンパク質がくっつくと、AGE(Advanced Glycation End Products)という物質が生成されます。
これが「糖化」という現象で、糖化が進むということは、AGEが増えるということを意味します。
このAGEこそが、シワやシミ、たるみなどの肌老化をスピードアップさせる悪玉物質です。
このことから、AGEが含まれている食べものをたくさん摂ると、ますます糖化が進むので日頃から注意が必要です。
甘い飲み物にはAEGが多く含まれている
前回AGEが、老化をスピードアップさせる悪玉物質と説明しましたが、ジュースや炭酸飲料などの甘味づけに使われる「甘味料」は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEを生成します。
成分表示に「果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」「異性化糖」などと書かれている場合は、特に注意が必要です。
満腹だけど甘い飲み物をみたいと感じたことはありませんか?
飲みたくなる衝動は恐らく、「お腹が空いているから」や「カロリーが足りていない」わけではなく、依存症になってしまっているのです。
糖質の依存性は、甘いものは大麻や麻薬などよりも依存性が強いといわれています。
糖質を摂取すると頭の中がハイになってカロリーが足りているにもかかわらず、体の興奮や満足感、幸せを満たすためにどんどん摂取してしまうのが現実で、甘い飲み物を欲する人は負のループに入ってしまっている可能性が高いのです。
老化が進んで下腹が出る飲み物”5選”
では実際に気をつけたい飲み物を5つ紹介します。
スポーツ飲料
脱水予防という点では適する飲み物ですが、市販のスポーツドリンクには角砂糖10個分もの糖分がしっかり入っています。
糖尿病の患者さんは少し飲んだだけでも血糖値が上昇するので注意が必要です。
また、成分表に0キロカロリーの表示があったとしても油断は禁物です。
100ml当たり糖質0.5g未満であればゼロと表示できるので、必ずしも糖分が含まれていないわけではありませんので注意して下さい。
軽く汗をかいた程度であれば、水やお茶での水分補給で十分です。
喉が渇かなくてもこまめに水分を取りましょう。大量の汗をかくような運動や作業をする場合は、水に塩やレモン果汁を入れた糖分なしの自家製ドリンクを作るのもおすすめです。
甘酒
「飲む点滴」と呼ばれる甘酒は、腸内環境も整い、美容や健康に役立つ飲み物として知られていますが、飲みやすくするために砂糖が使われているなど、糖質が高い飲み物です。
冬には特に好まれる甘酒ですが、飲むときはぜひ糖質オフのものを選んでください。
果汁100%ジュース
果汁100%ジュースは果物本来の食物繊維がなくなっているので、血糖値の上昇が早くなります。果物ジュースは果物ではありません。
極論をいうと野菜ジュースはコーラと同じ分類になります。砂糖がたくさん入っている飲み物は、急激に血糖値が上がってしまうので良くないのです。
どれだけゆっくり上がるかが重要になってくるので、果物ジュース単体ではなく、食べ物と一緒に飲む方がいいと言われます。
炭酸飲料
炭酸飲料は喉越しがよく、飲むとスカッとした爽快感が得られます。
しかし、甘い炭酸飲料には、糖類が多く含まれているものもあるので注意が必要です。
どうしても甘い飲み物が欲しいときは、人工甘味料を用いたカロリーゼロの飲料であれば、構いません。
これらのカロリーゼロの飲料は基本的にほとんど血糖を上げることはありません。
最近ではコンビニでもいろんな種類のカロリーゼロ飲料が売っていますし(コーラやサイダー、カルピスなど)、スーパーでもカロリーゼロの甘味料が販売しています。
大量摂取には注意が必要ですが、今まで甘い飲み物を飲む習慣があった人なら、まずはカロリーゼロのものに換えてみるのも良いでしょう。
市販のスムージー
スムージーもヘルシーなイメージがある飲み物ですが、市販のものには飲みやすくするための甘味料が加えられている場合があります。
ラベルの表示を確認してから買うようにしてください。
またスムージーは自宅で、フレッシュな野菜や果物を使って作ったものがベストです。その際も甘みは極力加えないことです。
まとめ
飲み物を選ぶ時は栄養成分表示の確認を
飲み物には糖類を多く含んでいるものから、「低糖」「微糖」「無糖」など様々な種類があります。
飲み物を選ぶときは、栄養成分表示を確認し、状況と目的に応じた摂取ができるようにしましょう。